NPO法人ふぐ食応援大使の会は、ふぐ食を日本から世界に広めるとともにふぐ処理者の資格の取得を目的とした料理人の育成、生産者の資源保護の取組みや地産地消の支援に繋がる広報活動を行っている団体です。

永久保存版「ふく」との出会いから……

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平成26年に「ふく」の生産、加工現場を取材し、調理方法も網羅したフグの文献が出版されました。この本は(協)下関ふく連盟が田村隆氏に監修を依頼して制作されました。下関が業界を牽引してきた実情を月刊誌「食生活」の連載で紹介し、翌年に永久保存版として出版されたものです。

目を引くのは料理界の重鎮の皆さんがフグの魅力を語っているところです。フグの食材としての可能性を知ることで、ふぐ食を普及させる組織の設立構想が持ち上がったのです。料理業界の垣根を越えて協力すれば、ふぐ食を普及させるムーブメントを起こせるのではないかと…

当会はこの本との出会いから誕生しました。出版の世話役を務めた田村隆氏にご尽力いただき、料理界の重鎮の皆様が協力してくれることになりました。そんな矢先、令和2年12月に田村隆氏は逝去されました。余りにも早すぎる訃報に悲嘆に暮れましたが、沢山の人を繋いでいただいた田村隆氏の想いを胸に事業活動をスタートさせました。田村隆氏の功績を称え、ふぐ食応援リーダーとしてのお名前を残し、これからも一緒に活動する気持ちを大切にしたいと存じます。

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